アラカルト

我家は基本的にビデオ党だけどデジカメも1999年から使い始めました。
いわゆるハイアマチュアではありませんが、中学の頃から写真には親しんでいました。
銀塩からデジタルになって、敷居の高かった補正や印刷など全部自前で出来て、好きなだけ撮りまくれるのもデジタルカメラの魅力ですネ。

 1号機
 オリンパス CAMEDIA C-2000ZOOM
1999年冬頃 購入
 

我家のデジカメ1号機。
カメラ業界の友人 O氏に探してもらい、使用1年未満の下取品を破格の1万円で譲ってもらった。(定価は11.3万)
当時のデジカメハイエンドで211万画素は最高レベル、まだ業務用以外一眼レフタイプは無かったので一般向けでは最高機種かな。ハイアマチュアの方が後継機への買い替えで放出したものらしい。現像のいらないデジカメの便利さをはじめて味わい楽しめたが、電池食いが激しく単三アルカリ4本で20枚程度しか取れなかった記憶がある。カメラメーカーらしく色彩表現がよく緑が鮮やかに撮れるのが印象的だった。
やや大きくビデオカメラと一緒に持ち歩くのに難があり、予備電池も持ち歩かなければならない。
ロックが小さいころのミント専用機になったりもした。
いまだにバリバリの現役だが使う機会は少ない。

画素数 液晶モニター 光学ファインダー 記録媒体 内臓メモリー 電源
211万画素
1.8インチ あり スマートメディア なし 単三電池
光学ズーム デジタルズーム 撮影範囲 寸法 重量
3倍 2.5倍 0.8m〜∞ 幅107.5 x 高さ73.8x 厚さ66.4mm 305g(電池別)



 2号機
 リコー RDC-7S
2000年7月 購入




デジカメの便利さをC-2000ZOOMで感じ、よりコンパクトで携帯性に優れたものということで購入した。オプションのリモコンやPC接続キットや予備電池を入れて9万円超の高額なものであったが、300万画素で完全に銀塩カメラの代替になるという感じで購入した。ちょっと変わったスタイルも気に入っていたし、液晶角度が変わるので変則的な角度からでも情報や構図などが確認できるのも便利だった。また予備電池携帯は必須ながらも電池の持ちもずいぶん良くなった。
最初のうちは超貴重品的に扱っていたが、そのうち携帯性が良いのでスキー場や雨の中など悪条件下でも使い始め、床や地面に落とすことも10回以上と過酷になっていった。
5年程経過した頃から液晶のホワイトアウトなどが出始め、都度叩きながら使っていたが、2006年5月の床落下時に電源フタの爪が折れ、シャッターもキレが悪くなって使用が極めて困難になっていった。
 
専用電池は高いし、メーカー毎に種類が多く業界標準がないので、時間経過とともに入手性が悪くなっていく。

電池収納蓋のツメが折れて半開き状態。極めてタフだったが、それを超えた使い方が悪かった!?。

PC接続キットは開梱もしていない。
リーダーから読み込ませているでの不便はない。リモコンも要らなかった。

画素数 液晶モニター 光学ファインダー 記録媒体 内臓メモリー 電源
334万画素
2インチ あり スマートメディア 8MB 専用電池
光学ズーム デジタルズーム 撮影範囲 寸法 重量
3倍 3.2倍 0.2m〜∞(マクロ有) 幅135.4 x 高さ74 x 厚さ26.6mm 270g(電池別)



 3号機
 ペンタックス Optio M10
2006年5月 購入





RDC-7Sの引退で次のデジカメを探していた。
我家はビデオ党なので当面はビデオのデジカメ機能でも事かかないが、チョット持ち歩きたい時など小さくなったとはいえビデオカメラでは大きすぎる。
という事で3号機を以下の条件で探すことに。
・ 軽量コンパクト(なるべく薄く)
・ 2.5インチ液晶/500万画素以上
・ 単三電池とSDカードが使えること(汎用性最重視)
・ 入手価格は税込みで2万円以内
まさに浦島太郎状態だったが、最初にユニデンのUDC-5M Wが直販\13,980-(込)で、ずばり当てはまって価格的にも非常に魅力だったが、どうもバタくさいデザインに馴染めなかった。Optio M10はNetで最安値店を探し、\19,530-(込)で入手した。まだ利用して3日目だが、画質/携帯性/操作性/電池寿命(最大900枚程度)すべてに満足している。
6年間のブランクとはいえ凄まじい進歩にビックリ、もはや昔の銀塩コンパクトのコストパフォーマンスを超えた。
 
大きさ重量は先代RDS-7Sの約半分。
携帯性が劇的に向上し、ポケットに入れても違和感のない大きさと重量。

前機までほとんどオートだったが、モード切替などワンタッチ操作なので使える。エントリーモデルだからもある?。

銀塩コンパクトのヒット作 リコーR1sと比べてもかなり小さい。
自動レンズフードも付いており便利。

画素数 液晶モニター 光学ファインダー 記録媒体 内臓メモリー 電源
618万画素
2.5インチ なし SDメモリ 22MB 単三電池
光学ズーム デジタルズーム 撮影範囲 寸法 重量
3倍 4倍 0.7m〜∞(マクロ有) 幅89 x 高さ59.5 x 厚さ24.5mm 120g(電池別)


 使用レポート

 エントリークラスのデジカメはなかなか情報がないので、少しでも参考になれば.................

■驚異の電池寿命
まず個人的に一番こだわった単三乾電池仕様は、どのくらいもつのかというところですが、各種機能の確認をしながらであっても478枚撮ることが出来た。
■テスト条件
・日時:5/25(木)〜6/4(日) 土日全日、平日は夜間利用
・電池:単三ニッケル水素電池(充電式) x 2    
 PanasonicHHR-3SPS (min 2230mAh)
・撮影モード:5M (2560x1920) ★★★(最高)
・フラッシュ:正確ではないが30%程度利用
実際には買ったばっかりで、各種操作を確認してみたりスライドショウーを楽しんでみたりと、撮影以外に電池をかなり消耗させてもこれだけ電池が持つ。また、電池残量サインが黄色になってからでも80枚ちかく撮れたので不意の電池切れも防げる。メーカー公表値ではニッケル水素では、640枚となっているので撮影だけに徹すれば、その程度はいきそうである。リチウム単三電池では900枚という公表値もある。
単三乾電池仕様であれば、どれも沢山撮れるかというと、そうでもなくOptio M10はいまのところかなり先行している感じ。
今後は撮影だけでの電池チェックもしたいが、なにしろ電池がもちすぎて普通に使っての測定では時間がかり過ぎる。

大満足の単三電池仕様

 
■大きな液晶
2.5インチ液晶は大きくて見やすいが、画素数はRDC-7S(2インチ液晶)の半分で詳細さに欠け、太陽光を受けると液晶が見ずらくなる。それでもこのクラスでは非常に良く出来ており満足。

■持ちやすいグリップ

電池収納部がグリップになっているので、適度な厚みがあり持ちやすい。もう少し薄くとも思うが、乾電池仕様では業界最薄だし、輸出も考えると妥当な線なのか?。

■自動追尾AF

シャッター半押しでフォーカスした状態で、被写体を追いピント調整を続ける。動き回るロックの撮影には最適で、シャッターチャンスを逃さないので便利。

■画素数とファイル容
いつのまにかエントリークラスでも、600万画素(6M)になっている。とりあえず5M(★★★)でテストしたが、1GBのSDカードで385枚しか撮れない。現在は3M(★★★)をデフォルトにしてるが(1GB SDで598枚)、いずれにしてもデータ容量が肥大化した。
今までのデジカメデータは2000年から2006年5月までで約3.7GB(約12,000枚)で、まだまだDVD-R1枚に収まるところだったが一気にアーカイブする容量が増えそうである。(RDC-7Sではデフォルト1Mで、印刷狙い撮影に特別に3Mにしていた)
デフォルトを3Mにしたのは、容量のセーブとA4写真印刷時でもまったく問題ない品質が確保されおり、補正時(修正/トリミングなど)にも支障がないという事を、前機(RDC-7S)で実証済だから。
たしかに5Mの撮影データを見ると拡大しても繊細だが、ハイアマチュアではないのでそこまで必要ないと思う。
我家的にはキャラバン後にスライドショーを楽しんで、たまに気に入った写真を印刷するだけなのだから。

■そのほか

Optio M10はエントリーモデルながら緑の表現が綺麗で、我家の初代CAMEDIA C-2000ZOOMを彷彿とさせる。
ISOはAuto/Manual共に400までで手ぶれ補正はないが、ISO400でもノイズはかなり少なくて綺麗。
初期のデジカメで不便だったラストメモリ設定もいろいろできそうだし、シーンモードも豊富に用意されている。
(ほとんどAuto撮影で、シーンモードはたぶんあまり使わないだろうが.........)。
連写機能は1枚/秒という感じであるが、6Mで5枚、3Mで10枚、1Mで30枚以上撮れ、動き回るロックの撮影に使えそうダ。
その他に動画撮影機能があるが、320x240ピクセル 30fpsなのでこれはオマケ程度と考えた方が良いと思う。
ここまで機能がテンコ盛りで,2万円(激安ショップ)とは、ユーザーは嬉しいがメーカーは大変なんだろう。
ただ関係者に聞くところによると、海外ではこのクラスがデジカメの売れ筋らしいので輸出比率が高いメーカーは、このクラスでも手を抜くわけにはいかないのだろう。でも日本人はコンパクトも、4〜5万円を買うのだから本当に高機能/高品質好きなんだ。



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